年の瀬も迫り、御用納めの会社もちらほらと出始めるこの時期に、チェンバーオーケストラの今年最後のチャペルコンサートが行われた。
あわただしい時期にも拘わらず、沢山のお客様が足を運んでくださった。有り難いことである。今回の目玉は、なんと言ってもゲスト日比浩一氏である。まさに「美音」である。また、曲目もバラエティーに富み、多彩な競演となった。
ヘルテルのロココ調の音楽で、優美に華を添え演奏会の幕開けとなった。ドイツロマン派にあたるライネッケは、美しいハーモニーの中に燐とした奥ゆかしさと煌めきのバランスがなんとも言えなかった。バッハの二台のVnは、若手も参戦し初々しく、しかし力強いバッハを魅せた。最後のハイドンは、最近のチャペルのテーマと掲げてる「音楽の玉手箱」に相応しい曲・編成であった。4人の名手が織り成す音は珠玉のように輝いており、ずっと聴いていたかった…。
演奏会の後は、恒例の打ち上げ!今年は最後なので忘年会も兼ねて行われた。会場の「クリームキッチン」へ向かう途中、3月ゲスト出演の桂花團治さんにバッタリ!夜9:45~の夜落語があるやて!チェンバー聴いてからでも行けるな。音楽と落語のコラボ、益々ご贔屓に!
今年も大阪チェンバーオーケストラを応援していただきありがとうございました。
来年は、皆様にとりましても更に躍進の年となりますよう心からお祈り申し上げます。
と、言っても再来週には1月チャペル。皆様、良いお正月を過ごしてお越しください。
天満教会と繁昌亭は、とても近いのでした。