明けましておめでとうございます!
年明けすぐのコンサートは、華やかな曲で新年に相応しい幕開けとなった。また満席で、会場も大いに湧いた。
美食家のロッシーニらしく賑やかな「絹のはしご」序曲に始まり、
次いで 情緒溢れるハイドンのチェロ協奏曲。演奏者は弦楽器工房の店主であり職人で 弓はお手製との事。柔らかい音色が心地よく流れた。
一部の終わりは、美しい白いドレスを身に纏ったソプラノ独唱で 雰囲気の違う3曲を演奏。曲毎に表情を変え 美声が冴え渡った。最後の曲では、他界した大事な方を想い、胸に込み上げるものがあった様子である。きっと天に歌声が届いてることだろう。
二部は、美しく軽やかなモーツァルト ピアノ協奏曲で始まった。自然体のモーツァルトにうっとりとなった。
次いで、チャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲。高校三年生の若さで活気溢れる演奏に舌を巻いた。ロシア民俗風のコサックダンスが小気味良く、朗々と弾く部分とのコントラストが鮮やかであった。
最後は、ベートーヴェン「レオノーレ」第3番序曲。あまり演奏される機会がないが、交響曲を彷彿とさせるモチーフが此処彼処とあり、、興味深い作品であった。
今年のチェンバーも 見逃せない。楽しみだ!!
Farbe庵