5月チャペルコンサート (Flマクサンス・ラリュー氏を迎えて)

2018.5.27.2

冗談好きで茶目っ気のある先生がフルートを口にあてた途端 素晴らしく美しい音色が教会に響き渡った。
フルートを隅々まで知り尽くした白石孝子氏の指揮のもと オーケストラの音色も変化し ラリュー氏に合わせた音作りを徹底した。

前半は 安田紀子氏のピアノとのソナタであった。
モーツァルトの2本のフルートの為のソナタは 軽快な安田氏の16分音符とお喋りしてるような
ウィーンのウィットに富んだ音楽と優雅さを讃えて聴く人の心を魅了した。
平岡氏とのデュエットが たった一日の合わせとは思えない程、絶妙であった。
プーランクのソナタは フランスの洒落とエッセンスが満載で エスプリの薫りが心地好く漂った。
ここまでくると 男も女も目がハートになる。

後半は オーケストラとの共演。
ドゥヴィエンヌもチマローザも 先生のお歳を忘れるくらい 軽やかさと艶やかさに満ち溢れ、
オケもお客様も この時間を同じ空間で共有出来たことに感謝した。

ありがとうございました!
とてもお洒落で良い匂いのするラリュー氏。またの再会を夢見る今日この頃である。

Farbe庵

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