久し振りのチェンバーのオーケストラ編成である。
メイン曲は、ベートーヴェンの中でも長く重いとされる交響曲第3番である。河野氏のアイディアが冴え渡った。
オケのアンサンブルを巧みに指揮し、各パートの面白さを存分に発揮した。特にティンパニは絶妙であった。
ハイドンは珍しい番号であったが、美しさを持つその曲は ウィーンの街並みを彷彿とさせた。
モーツァルト K.488は、結婚を反対する父親に物申す曲と言われており、
ピアノの中尾園子氏は見事にその要素も加えながら 且つエレガントに演奏した。
久し振りの中尾氏のソロに感動を覚えた。
大阪チェンバーのオーケストラ。大好きなサウンドだ。
Farbe庵