2021年4月vol.442チャペルコンサート「華麗なる金管のサウンド」を終えて
3回目の緊急事態宣言の前々夜、万全に感染予防対策を取りながらコンサートは始まった。予想されてた事だが、少数のお客様ではあったが、皆さん にこやかにご来場され、奏者の心配がひとつ拭われた。と言うのも、緊急事態宣言が出るか、出ないかの情報に右往左往され気持ち的に落ち込み気味であったからだ。
お客様の笑顔に見送られ、金管の煌びやかなサウンドが鳴り響くと、そこは贅沢な空間とかわり、厳かに緊急事態宣言を受け止める為のセレモニーであるかのように、音楽が心に響いた。サクソフォンカルテットの古典的な作品も、原曲とひけを取らない素晴らしいものであった。
後半に、金管アンサンブルの楽しいジャズの要素を取り入れた作品になると、コロナ禍の日々の緊張感が和らぎ、サクソフォンのモーツァルトが心の平安へと導いた。
心のビタミン剤となったコンサートであった。
今日から緊急事態宣言。
5月4日(火・祝)「ソプラノ中嶋康子さんと共に」は、今夏に延期となります。詳細は未定です。また、追ってお知らせいたします。
次回は、6月7日(月)19:00〜N響首席オーボエ奏者青山聖樹氏をお迎えして「オーボエの魅力とシューベルトの音楽を楽しむ一夜」です。楽しみにお越しくださいませ。
皆様、どうぞお気をつけて、お元気でいらっしゃいますように。
皆様の元気な笑顔が私たちの心の支えとなります。
Farbe庵